山陽道 

 山陽道は、京から瀬戸内海側を通って大宰府に至る、古代からの幹線道路です。
 周防・長門二カ国(山口県)内の山陽道は、広島県境の小瀬(岩国市)から赤間関(下関市)までの約142㎞の行程です。江戸時代には、多くの人々と物資が行き交い、諸大名の参勤交代に使用されるなど大動脈の役割を果たしました。
 山陽側の都市部を通過するため景観が失われている箇所もありますが、沿道には往時の基幹道としての面影が数多く残っています。