天文 天文分野之圖
天文分野之圖は、江戸時代初期の日本の代表的な天文暦学者である保井春海(のち渋川春海:1639-1715)が、1677年(延宝5年)に刊行した星図で、様式は中国のものを踏襲しています。渋川春海は江戸時代屈指の天文暦学者で、日本人が初めて編纂した暦である貞享暦(貞享2年(1685)から施行)を作り、その功績により幕府の初代天文方となりました。天文分野之図は、春海が制作した2番目の星図です。 山口博物館収蔵の天文分野之図は、赤道が赤色に、黄道が黄色に、天の川を除く空の部分が青色に、二十八宿の星は赤色に着色されています。二十八宿以外の星は墨で、天の川は彩色がなく紙地のままです。
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資料名 | 天文分野之圖 |
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登録番号 | - |
分類 | 古星図 |
サイズ(mm) | 108cm(縦)×57cm(横) |
製造(発売)年 | 1677年(延宝5年) |
制作者(社)等 | 保井春海(のち渋川春海) |
備考 | - |