理工 真空管コンピュータ UNIVAC120
「UNIVAC120」は,アメリカのレミントン・ランド社が1950年に完成させた世界初の真空管による論理回路を用いた商用電子計算機「UNIVAC I」を原型とする機種です。
システムは,カード読取穿孔装置(90桁カードの穿孔処理スピード150枚/分)と演算装置で構成されており,記憶装置には冷陰極放電管を使用し,120桁・60行のデータを記録することができました。プログラムは電子管式パッチパネルによるアドレス方式によるもので,2面のプラグ・ボードで行いました。演算速度は加減算が10ミリ秒,乗除算が50ミリ秒と当時では驚くべき速さでした。
昭和30年代,UNIVAC120の登場は,日本のコンピュータ時代の幕開けを告げました。
このコンテンツの表示にはHTML5とJavascript、またはAdobe FlashPlayerバージョン9以降が必要です。
分類 | コンピュータ |
---|---|
サイズ(mm) | W2700×D900×H1700 |
製造(発売)年 | 1961(昭和36)年 |
制作者(社)等 | Reminton Rand Univac |
備考 | - |