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館長あいさつ

     山口県立山口博物館の歴史は、明治45年(1912年)に開設した防長教育博物館まで遡ります。大正6年(1917年)に山口県立教育博物館として県に移管され、その後、収蔵資料を守るための休館や戦後の改編を経て、昭和25年(1950年)に山口県立山口博物館が発足しました。県立の総合博物館としては全国でも有数の歴史を誇り、天文、地学、植物、動物、考古、歴史、理工の7つの分野を有しています。  さて、国においては、令和4年4月「博物館法の一部を改正する法律」が成立しました。約70年ぶりとなる博物館法の単独改正であり、令和5年4月1日から新たな制度に移行しました。この中では、博物館資料のデジタルアーカイブの作成と公開が博物館事業に位置付けられるなどしましたが、当館におきましても、歴史展示室での「デジタル松下村塾」や、ホームページ上での「バーチャル山口博物館」、「バーチャル収蔵庫」の開設など、計画的に対応を進めているところです。  また、県民の皆様を対象に多彩な講座や教室を開設する「教育普及活動」、長期研修教員であるミュージアム・ティーチャー(MT)と学芸員とが連携して学校や地域の学習活動を支援する「博物館学校地域連携教育支援事業」等を長年にわたって展開しています。これからの博物館の役割として、教育や文化の域を超えて、まちづくり、観光、産業、福祉、国際交流といったさまざまな分野との連携による地域社会の発展に向けた貢献等、社会的・経済的な役割を担うことが期待されていますが、当館としましては、これまでの優れた取組を継承・発展させながら、新たな時代の要請に応えてまいる所存です。 これからも、県民の皆様のニーズを踏まえた展示内容の工夫、学校・地域と連携した教育普及活動の充実、こうした諸活動の基盤となる調査研究等に積極的に取り組んでまいりますので、皆様のご来館とご利用を心からお待ちしております。

    令和6年4月

     

    山口県立山口博物館 
    館長 西 村 和 彦 

     

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