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イベント情報

「松下村塾」が星の名前に!

1.  概要
 国際天文学連合は2016年6月20日、登録番号208499番(2001年11月17日発見)の小惑星に、“Shokasonjuku”と命名したと発表しました。
 この名前は、小惑星の発見者である山口県出身の中村彰正(なかむら あきまさ)氏が、明治150年を目前に控えての世界遺産登録を記念し、萩市にある吉田松陰の私塾「松下村塾」にちなんで提案して、命名されたものです。 
2. 問い合わせ先
 〒753−0073 山口市春日町8−2 山口県立山口博物館
          天文担当学芸員 松尾 厚    電話 083(922)0294 
 〒791-1212 愛媛県上浮穴郡久万高原町下畑野川乙488 久万高原天体観測館
          中村 彰正               電話 0892(41)0110 
参考
(1) 小惑星について 
 小惑星は、主として火星軌道と木星軌道の間を3〜6年の周期で公転しており、惑星になりきれなかった微惑星の生き残りと言われています。大部分は直径10km以下の小さなものです。
 確実な軌道が計算されたと認められ、正式に登録された小惑星は、2016年6月現在469,275個であり、そのうち20,033個に名前がつけられています。

(2) 小惑星の命名について
 小惑星の名前は、その発見者に命名提案権が与えられており、その提案を国際天文学連合の委員会で審査され、適切と認められればその名前が公表され、国際的に通用することになります。  

(3) 発見者(命名提案者)について

 発見者の中村彰正氏は、山口県山陽小野田市の出身で、現在、愛媛県久万高原町の久万高原天体観測館に勤務しています。勤務のかたわら小惑星捜索に力を注ぎ、これまでに104個の小惑星を発見しています。中村氏が命名を提案して、承認公表された小惑星の中には、中村氏の故郷である“Yamaguchi”(山口県)、“Onoda”(旧小野田市)や、幕末から明治にかけて活躍した“Shoin”(吉田松陰)、“Hirobumi”(伊藤博文)、“Shinsaku”(高杉晋作)などがあります。

(4) 参考となるWebページ

 ・京都情報大学院大学教授・作花一志 氏のサイト
 http://web1.kcg.edu/~sakka/MP/Yamagu/yamaguchi3.htm(山口県関連の小惑星一覧)
 http://web1.kcg.edu/~sakka/MP/fig/shoukasonjuku.png(小惑星「松下村塾」の軌道)
 ・久万高原天体観測館のページ
 http://www.kumakogen.jp/culture/astro/(小惑星「松下村塾」の画像、このページの「小惑星他」をクリックしてください。)  

(5) 小惑星「松下村塾」の画像 
(2001年11月20日、中村彰正さん撮影)
 矢印の先が小惑星「松下村塾」(くじら座の一部、小惑星の明るさ19等)

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