イベント情報

企画展
手鑑「多々良の麻佐古」
(てかがみ たたらのまさご)
−中世大名大内氏文書の粋−




企画展解説書



出品目録

 手鑑「多々良の麻佐古」(山口県指定有形文化財)は、大内弘世(14世紀中頃)から大内義長(16世紀中頃)に至る、大内氏歴代の文書24点のほか、関係寺院、家臣の発給文書、和歌など計55点を収録した文書集です。
 編者は、元長州藩士で、明治期に宮内省の要職を歴任した、杉孫七郎(1835〜1920)です。この杉家は、大内氏の譜代家臣である杉氏の惣領家にあたり、豊前の守護代を世襲しました。この手鑑は、能書家としても知られる孫七郎が、かつての主家である大内氏の書跡を蒐集し、文書集に仕立てたものです。ちなみに、標題の「多々良」は大内氏の本姓であり、大内氏ゆかりの書跡を真砂(まさご、細かい砂)に例えたものです。
 本展を通じて、大内弘世から義長に至る大内氏歴代当主の文書の魅力をご堪能ください。

※手鑑=古人の書状や和歌などの書跡を集めて、鑑賞用に仕立てたもの。 
※収載文書の年代=正平12年(1357年)7月13日〜永禄10年(1567年)11月16日

 
企画展 手鑑「多々良の麻佐古」(てかがみ たたらのまさご)
−中世大名大内氏文書の粋−
会 期 令和5年11月23日(木・祝)〜令和6年2月4日(日) ※展示替えあり
9:00〜16:30(入館は16:00まで)

前期=令和5年11月23日(木・祝)〜12月24日(日)
後期=令和6年1月5日(金)〜2月4日(日)
休館日=月曜日、令和5年12月28日〜令和6年1月4日。令和5年12月25日〜27日は展示替えのため閉展。
場 所 山口県立山口博物館
主 催 山口県立山口博物館
観覧料 常設展観覧料に含む(一般150円、学生100円)
※70歳以上、18歳以下の方及び高等学校・中等教育学校・総合支援学校(特別支援学校)等に在学する児童生徒は無料
出品資料 22点(展示替えあり)
関連講座 【歴史講座】企画展「手鑑『多々良の麻佐古』」展示ガイド
・日時:令和5年12月2日(土) 13:30〜15:00   
・講師:元山口県文書館専門研究員 和田 秀作 氏
・会場:山口県立山口博物館 別館講座室
・定員:10組30名(要申し込み)
・受講料:無料

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