「やまぐち大考古博」わくわくコラムB

 現在、開催中の特別展「やまぐち大考古博」では、県内で発掘されたお宝資料がたくさん展示されています。このコラムでは、そんなお宝のスゴさを紹介するよ。

 さて、今回は石棺(せっかん)のお話だよ。石でできた棺(ひつぎ)のことで、山口博物館の屋外(おくがい)に展示(てんじ)されているよ。この石棺は明治時代(めいじじだい)に山口市にある赤妻古墳(あかづまこふん)から発掘(はっくつ)されたもので、中から銅(どう)でできた鏡(かがみ)や勾玉(まがたま)、人の骨が見つかったんだ。骨を調べたらなんと女性だったよ。いっしょに埋葬(まいそう)された鏡などから、この地域の強いリーダーだったことがわかったよ。  石棺から見つかった鏡(かがみ)や勾玉(まがたま)、かっこいい形の銅でできたかざりを展示しているよ。そして、石棺を見つけたときに書いた本(赤妻古墳記 あかづまこふんき)もあるよ。博物館の建物(たてもの)の外には石棺があるから忘れずに見てね!


「やまぐち大考古博」わくわくコラムA

 現在、開催中の特別展「やまぐち大考古博」では、県内で発掘されたお宝資料がたくさん展示されています。このコラムでは、そんなお宝のスゴさを紹介するよ。

 さて、前回に続いて埴輪(はにわ)のお話だよ。埴輪は完全な形で発見されることは珍(めずら)しく、ほとんどバラバラに壊(こわ)れた状態(じょうたい)で土に埋(う)まっているんだ。それらの破片(はへん)をパズルのように組み合わせたり、足りない部分は、石膏(せっこう)で足したりしているんだけど、ほとんどパーツがないのに、どうして復元(ふくげん)できるのか、みんな、不思議じゃない?  破片には小さなものにも模様(もよう)や特徴的(とくちょうてき)な形があり、そういった特徴を、これまでに発掘(はっくつ)されている埴輪の模様や形と照らし合わせながら組み立てていくんだ。すごい作業でしょ。会場内では、発掘の様子や土器(どき)を組み立てる映像(えいぞう)なども流しているよ。是非お楽しみに!


「やまぐち大考古博」わくわくコラム@

 現在、開催中の特別展「やまぐち大考古博」では、県内で発掘された、ほんとに貴重なお宝資料がたくさん展示されているよ。このコラムでは、「やまぐち大考古博」にはどんな展示があるんだろう、と思っている小学生の皆さんに、そんなお宝のスゴさを紹介するよ。

 今日、取り上げるのは下松市の天王森古墳(てんのうもりこふん)から発見された埴輪(はにわ)だよ。約1600年前につくられたものだと考えられているよ。埴輪とは、まつりや魔(ま)よけのために古墳(昔のお墓(はか))の上に並べられたもので、さまざまな形の埴輪が全国から発見されているよ。そして、なんと天王森古墳の埴輪は、大阪にいた当時の大王のものとされる古墳から発見された埴輪とほとんど同じ形をしているんだ。これは、とても珍しいことで、下松で埋葬(まいそう)された人物が、遠く離れた大阪にいた大王とすごく仲良しだったことを示しているよ。一体、この人物はどんな人だったんだろう。そして、なぜ下松に埋葬されたんだろう。考えるとなんだかワクワクするね。

[ HOME ] [ 戻る ]

HOME概要利用案内展示案内イベント情報収蔵紹介リンク集サイトマップサイトポリシー