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イベント情報

2023年度イベント情報

当館では年間を通じて、様々なテーマに沿った展示やイベント行事を開催しています。
講座や学習会などの詳細は、「各種の講座」をご覧下さい。


特別展「やまぐち 大考古博」

 山口県は、東アジアと日本列島の海上交通を結ぶ要であり、この地には人々の往来と文化の交流による歴史が積み重ねられてきました。
約3000年前に始まった弥生時代。土井ヶ浜遺跡の人骨や貝製品、梶栗浜遺跡の細形銅剣、地蔵堂遺跡の蓋弓帽など響灘沿岸には、中国大陸や朝鮮半島からの渡来文化の影響を受けた人々の墓、青銅器などが残されています。
  古墳時代には前方後円墳が瀬戸内海沿岸に集中して築造されました。柳井茶臼山古墳や白鳥古墳、天王森古墳などから出土した銅鏡や埴輪は、瀬戸内海ルートを重視したヤマト王権との強いつながりをあらわしています。
古代の周防・長門は、産業の先進地でした。長登銅山の開発とともに、8世紀には長門鋳銭所跡、9世紀には周防鋳銭司跡において和同開珎をはじめとする貨幣が鋳造されています。
  室町時代、畿内・西国の覇権を握った大内氏によって、山口は繁栄を極めました。全国でも希少な金箔かわらけや朝鮮半島産の陶磁器は、大内氏の強大な政治権力と豊かな国際性を伝えるものです。また、江戸時代の城下町萩では、萩城跡や郡司鋳造所が発掘され、世界遺産の構成資産となっています。

 以上のような、山口県の歴史、文化を楽しむ展覧会「やまぐち大考古博」の開催によって本県各地域の魅力を県内外に伝えることをめざします。

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サイエンスやまぐち 2023

 児童生徒たちの常日頃の研究成果を、作品の展示や研究発表会を通して広く県民の方々に見ていただく場を提供し、その成果を顕彰することにより、青少年はもとより県民の自然や科学への関心を深め、科学活動が活発となることを目指すものです。

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令和5年度企画展「音ってなあに?」

 音の正体って何でしょう。その不思議な性質に疑問をもった昔の人たちは、楽器が音を奏でる様子、さまざまな実験などを通して音の正体について考えてきました。
 本展覧会では、遠くまで声を届ける伝声管や、エコーがかかったような音色に変わるばね電話の音などを聞いたり、オシロスコープや音によって振動する膜上の粒子が描く図形(クラドニ図形)で音の波形を観察したりすることで、楽しみながら音の正体に迫ります。
 また、私たちの生活を豊かで便利にしてきた楽器やレコード、蓄音機など、音に関する収蔵資料を通して、これらの機器の仕組みや特性を知るとともに、文化や情報を広く伝えるなど、音が私たちの社会で担ってきた役割についての理解を深めます。
 今回の展示では、さまざまな魅力の中で特に色に注目して鉱物を紹介します。山口県産出の鉱物のほか県外や他国産出の鉱物を、着色の原因の解説や実験動画とともに展示します。この機会に、カラフルな鉱物の魅力を感じてみてください。

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手鑑「多々良の麻佐古」(てかがみ たたらのまさご)−中世大名大内氏文書の粋−

 手鑑「多々良の麻佐古」(山口県指定有形文化財)は、大内弘世(14世紀中頃)から大内義長(16世紀中頃)に至る、大内氏歴代の文書24点のほか、関係寺院、家臣の発給文書、和歌など計55点を収録した文書集です。
 編者は、元長州藩士で、明治期に宮内省の要職を歴任した、杉孫七郎(1835〜1920)です。この杉家は、大内氏の譜代家臣である杉氏の惣領家にあたり、豊前の守護代を世襲しました。この手鑑は、能書家としても知られる孫七郎が、かつての主家である大内氏の書跡を蒐集し、文書集に仕立てたものです。ちなみに、標題の「多々良」は大内氏の本姓であり、大内氏ゆかりの書跡を真砂(まさご、細かい砂)に例えたものです。
 本展を通じて、大内弘世から義長に至る大内氏歴代当主の文書の魅力をご堪能ください。

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